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視力が回復するまで

最低でも一週間かかります

■眼の表面をおおう膜（角膜）の表皮が再生していないから

エピレーシックは、眼球の表面をおおう角膜の表層を、機械式のカッターでめくり、露出した部分にレーザーをあて焼いて、視力を調整します。レーシックやイントラレーシックは、五層構造をした角膜の三層目に直接切り込み、露出させた三層目の断面にレーザーを照射しますが、エピレーシックは角膜の一層目である表皮をむいて二層目を露出させ、二層目もろともレーザーをあて三層目を削ります。つまり、エピレーシックの手術方法は、角膜の一層目にダメージを与えるのです。角膜の一層目は新陳代謝で再生する力を持っており一週間ほどで治りますが、その皮のダメージが治るまでは視力が安定しません。

■会社員Kさんの話

エピレーシックの手術を受けたKさんは、手術直後に手術台から立ちあがった時、
  「視界がクリアだったが、どこかかすんでいた」
と言います。帰宅後は痛みと共に視力が落ち込み、二、三日は視力が安定しなかったそうです。しかし、
  「一週間で落ち着く」
と眼科医に言われたので信じて我慢したそうです。実際、Kさんの場合は手術後一週間で視力が安定し始め、一ヶ月する頃には視力が0.01から1.5まで回復したそうです。
銀座近視クリニックの眼科医によると、
  「最初の三日間が特に見え方が不安定で、眼がしみる感じがする」
と、説明されています。

角膜の表層をおおう皮が新陳代謝で再生している一週間は、細胞が不安定な状態なので、見え方も不安定になるとの話です。しかし見え方が不安定だといっても、近視や乱視が原因で見えないのではなく、眼の表面の皮が充分に回復していないから見えないだけだけと、説明してくれています。

■一週間頑張ろう

レーシックやイントラレーシックは、手術の翌日には視力が回復し、社会復帰ができるようにあります。しかしエピレーシックは、最初の二、三日は痛みがひどく、視力も不安定なため、働いている人は四日ほど仕事を休むように指示されます。それほど手術後の経過が違います。
しかし、最初の一週間だけです。痛みも視力の不安定も、角膜の表層が再生する一週間で、山を越えられます。レーシックやイントラレーシックが何かの理由で受けられなかったためにエピレーシックを選択する人が大半ですが、多くのケースでは最終的にはレーシック・イントラレーシックと同じく1.5前後まで視力が回復します。
ぜひとも怖がらず、一歩を踏み出してください。

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